NONGSHIM(ノンシム)から販売されている「チャーワン」は、韓国風ジャージャン麺の一つです。
ジャージャン麺といえば、中国発祥の料理で、甘辛い味噌ダレとひき肉、野菜を絡めた濃厚な味わいが特徴です。
それを韓国風にアレンジしたものが「韓国風ジャージャン麺」で、韓国では広く親しまれています。
日本では、中国のジャージャン麺の方が馴染み深く、特に中華料理店や家庭でもよく食べられています。
一方、韓国風ジャージャン麺は、より甘みが強く、黒味噌のコクが引き立つのが特徴です。
韓国では「チャジャンミョン」という名前で親しまれ、デリバリーや専門店でも人気のメニューとなっています。
ノンシムからは、今回ご紹介する「チャーワン」の他にも「チャパゲティ」と呼ばれる韓国風ジャージャン麺が販売されています。「チャパゲティ」はインスタント麺として手軽に楽しめる一品で、映画『パラサイト』にも登場したことで話題になりました。それに対し、「チャーワン」はより本格的な味わいを追求した製品として登場し、麺のもちもち感やソースのコク深さが特徴です。
実際に「チャーワン」を食べてみて、その味や食感を確かめてみました。
チャーワンとは?

チャーワンは、韓国の即席麺市場でトップ10入りを果たすほどの人気商品「チャパゲティ」を展開する農心(ノンシム)が手がけた、プレミアムな韓国風ジャージャン麺です。
インスタント麺でありながら、お店で味わうような本格的な風味を追求し、より贅沢な味わいを楽しめるように仕上げられています。
「チャーワン(짜왕)」という名前には、「짜장면(チャジャンミョン)」の「짜(チャ)」と、「왕(ワン)」=「王」を組み合わせた、「チャジャンミョンの王」という意味が込められています。
その名の通り、韓国風ジャージャン麺の中でも特に高級感のある味わいを目指して作られた商品です。
最大の特徴は、麺とソースにこだわり抜いた点にあります。
一般的なインスタント麺とは異なり、昆布粉末を練り込んだ独自製法の太麺を採用。もちもちとした弾力のある食感が楽しめ、ソースとの絡みも抜群です。
さらに、辛さは一切なく、甘みとコクのある深い味わいのソースが麺によく絡み、食べ応えのある仕上がりになっています。
韓国料理といえば辛いイメージを持つ方も多いかもしれませんが、このチャーワンは辛さがないため、辛いものが苦手な方や子どもでも安心して食べることができます。

チャパゲティが気になる方は、ぜひこちらの記事もチェックしてみてください。

チャーワンの作り方
チャーワンは、フライパンを使う方法と鍋を使う方法の2通りがあり、それぞれ異なる仕上がりを楽しむことができます。
どちらの方法でも簡単に作れるので、その日の気分や好みに合わせて調理方法を選べるのが嬉しいポイントです。



今回は鍋で作ります。
袋に入っているもの
袋の中には、麺、粉末ソース、かやく、そしてオイル(野菜風味油)が入ってます。
麺は、一般的なインスタント麺とは異なり、昆布粉末を練り込んだ独自製法の平打ち太麺を採用。
これにより、もちもちとした弾力のある食感が楽しめるだけでなく、麺自体にほんのりとした旨味が感じられ、シンプルながらも奥深い味わいが特徴です。



昆布粉末が練り込まれいるので、麺はちょっと黒ぽいです。


左側は粉末ソースで量はやや多めです。
このソースが麺にしっかり絡み、濃厚な味わいを生み出します。
右側は、キャベツ、玉ねぎ、じゃがいも、エンドウ豆が入ったかやくが入っています。


チャーワンを作る
鍋に600mlの水を入れて火にかけます。
沸騰したら袋から麺を取り出して鍋に加えます。


同時に袋に入っているかやくも加えます。


さらにお好みで、キャベツやもやし、他の野菜を加えると、より一層風味豊かな仕上がりになります。
その後は、全体をよくかき混ぜてから、5分間ほどじっくりと煮込んでいきます。


茹で上がったら、60ccの茹で汁を別の容器に取り分け、残りの茹で汁は捨てます。


茹で汁を捨てた後、粉末ソースとオイルを加え、さらに取っておいた60ccの茹で汁を入れます。


あとは混ぜるだけです。
チャパゲティの場合、混ぜ始めるとすぐに香ばしい香りが広がりましたが、チャーワンの香りは控えめな印象です。


チャーワンのできあがり
ソースが全体によく絡んだら、チャーワンの完成です。
韓国風ジャージャン麺は、見た目がソースの色で一色に染まっており、濃厚そうな印象を与えますが、実際には日本の焼きそばも茶色いですし、食べてみるまではわからないものです。
香りに関しては、チャパゲティと比べると控えめで、香ばしさが少し抑えめですね。


チャーワンを実食!


いざ実食です。
以前にチャパゲティを食べたことがあるので、ある程度味の予想はついていたのですが、ひと口食べると予想通りの焦げたような香ばしくて甘みのある味が広がります。
独自製法で作られた平打ち麺は、ソースとの絡みが抜群でもちもちとした食感が美味しく食べごたえがあります。
チャーワンは、チャパゲティと比べると全体的に控えめな味わいに感じました。
韓国風ジャージャン麺ならではの甘みとコクがあり、しっかりとした深みのある味が特徴で、食べ進めるうちにクセになる魅力もあります。
ただ、日本ではあまり馴染みのない味なので、初めて食べる方にとっては少し不思議な味に感じるかもしれません。
韓国風ジャージャン麺は賛否が分かれる味かもしれませんが、興味がある方はぜひ一度試してみる価値があると思います。
もしかするとクセになりそうな味わいで、新しい麺料理を発見できるかもしれませんよ。
最後まで読んで頂きありがとうございました。



是非お試しください。