EarFunから新たに、お値段以上の満足感が得られる注目の完全ワイヤレスイヤホンが登場したので、ご紹介します。
それが「EarFun Air 2 NC」です。
EarFun Air 2 NCは、前モデルのEarFun Air 2をさらに進化させたモデルで、LDAC対応に加え、ノイズキャンセリングや外音取り込み機能など、欲しい機能をほぼ搭載しています。
さらに、ドライバーは前モデルの10mmから11mmに拡大され、EarFun Audioアプリによるシアターモードが追加されたことで、サウンドステージが広がり、臨場感あふれる音楽や映画を楽しむことができます。
そんな多機能にもかかわらず、価格は7990円とリーズナブルで、コストパフォーマンスの高さが際立つ一台です。
この記事では、実際に自分で購入して使用したレビューをお届けしてます。
EarFun Air 2 NCの特徴とスペック
EarFun Air 2 NCの特徴を簡単に紹介します。
EarFun Air 2 NCのスペックは、以下になります。
EarFun Air 2 NCのスペック | |
---|---|
サイズ | 62.1mm x 47.5mm x 25mm |
重さ | 48g |
Bluetooth規格 | Bluetooth 5.3 |
対応コーデック | LDAC、SBC、AAC |
再生可能時間 | ANC OFF:最大9時間(イヤホン単体)、40時間(充電ケース込み) ANC ON :最大6時間(イヤホン単体)、27時間(充電ケース込み) |
充電時間 | 1.5時間(イヤホン) 2時間(USB-C経由で充電ケースの場合) 3.5時間(ワイヤレス充電経由で充電ケースの場合) |
充電端子 | USB Type-C |
ワイヤレス充電 | ○ |
ノイズキャンセリング | ○ |
外音取り込み | ○ |
マルチポイント | ○ |
装着検出 | × |
専用アプリ | ○ |
防水規格 | IPX5(イヤホンのみ) |
操作 | タッチコントロール |
カラー | ブラウンブラック、シルバーホワイト |
EarFun Air 2 NCのレビュー
EarFun Air 2 NCをレビューしていきます。
パッケージ内容
EarFun Air 2 NCのパッケージ内容は以下になります。
充電ケースとイヤホンのデザイン
充電ケースの表面には、LEDインジケーターがひとつだけ配置されており、至ってシンプルなデザインです。
単色のホワイトカラーにマットな質感は、指紋が付きにくい仕上げになっています。
どちらがAir 2 NCでしょう?
ちなみに片方はAirPods Pro 2です。
背面にはEarFunロゴが配置されています。
カラーはブラウンブラックとシルバーホワイトの2色展開です。
サイズは62.1mm × 47.5mm × 25mmと手のひらに収まるコンパクトさで、ズボンやジャケットのポケットに入れてもかさばりにくいです。
実際の重さはイヤホンを含めて47gと、とても軽量です。
EarFun同製品のAir Pro 4と比べると、Air 2 NCがわずかに薄いものの、サイズ感はほとんど変わらないです。
LEDインジケーターは、緑、オレンジ、赤の3色でバッテリーレベルを確認できます。
充電用のUSB Type-Cポートを備えており、その隣にはリセットボタンが配置されています。
もちろんワイヤレス充電にも対応しており、使わない時はワイヤレス充電器に置くだけで手軽に充電が可能です。
ワイヤレス充電に対応してるのは便利ですね。
イヤホンの収納は垂直に差し込むタイプです。
イヤホンはケース内にしっかり固定されるので、逆さになっても落ちる心配はありません。
イヤホン本体はスティック型のシンプルなデザインで、光沢のある本体カラーに側面のマットシルバーを組み合わせた、シンプルながらも統一感のある仕上がりとなっています。
イヤホンは耳にしっかりフィットするデザインで、イヤーチップも柔らかい素材が使われており、長時間使用しても耳が痛くなりにくく快適に装着できます。
イヤーチップは本体にセットされてるものを含めてXS、S、M、Lの4種類が付属しています。
自分の耳に最適なイヤーピースを選ぶことで、耳へのフィット感が格段に良くなり、外部の音を効果的に遮断することで、音楽や通話の音質がクリアに聞こえ、音漏れの心配もなくなります。
実際のイヤホンの重さは9gと軽量です。
イヤホンの側面ロゴの上部がタッチコントロールに対応しています。
タップや長押しにより音楽再生やノイズキャンセリングの切り替えなどの操作が可能です。
EarFun Air 2 NCの操作(デフォルト) | |
---|---|
音楽再生/一時停止 | L or Rを2回タップ |
次の曲 | Rを3回タップ |
前の曲 | Lを3回タップ |
音量アップ | Rを1回タップ |
音量ダウン | Lを1回タップ |
ノイズキャンセリング | Lを2秒間のタップとホールド |
通話の応答/終了 | L or Rを2回タップ |
着信拒否 | L or Rを2秒間のタップとホールド |
2つ通話に応答/転送 | L or Rを3回タップ |
音声アシスタント | Rを2秒間のタップとホールド |
防水規格は「IPX5」に対応しています。
EarFun Air 2 NCの音質
EarFun Air 2 NCには11mmウール複合ダイナミックドライバーが採用されており、これにより広い音域をカバーしながら、迫力ある低音とクリアな中高音を両立させた音質が特徴です。
実際の音質ですが、低音から高音まで全体的にバランスの取れたサウンドで、特に低音域がしっかりとした存在感があり、中音域もクリアでボーカルや楽器の音が鮮明に聴こえ、高音域も歪みなく再現されています。
EarFunフラグシップモデルのAir Pro 4と比べた感じでは、どちらも音質的には似た印象ですが、Air 2 NCは低音域が若干強めで中高音の繊細さは少し控えめに感じられます。
音場に関してはAir Pro 4ほどの広がりはないものの、まとまりのある音質をしっかりと感じられるため、音楽を十分に楽しむことができます。
さらに、Air 2 NCには「シアターモード」機能も装備されているため、専用アプリからオンにすることで、音の広がりが一気に増し音楽のディテールがより鮮明に感じられ、立体感のある音場を楽しむことができます。
特に、Dolby Atmosや360 Reality Audio対応の音源ではその効果が最大限に発揮されるため、手頃な価格で高音質を求めるユーザーにとって非常に魅力的な機能といえるでしょう。
対応コーデックはSBCやAACに加え、ハイレゾコーデックのLDACにも対応しているため、対応デバイスをお持ちの方は高音質で音楽を楽しむことができます。
ノイズキャンセリング機能
EarFun Air 2 NCは、最大45dBのノイズを低減するハイブリッド・アダプティブ式ノイズキャンセリング機能を搭載してるので、周囲の雑音を効果的に遮断し、静かな環境で音楽を楽しむことができます。
実際に部屋で試したところ、空気清浄機の音がわずかに残るもののしっかりと軽減され、電車内でも騒音が気にならない程度に抑えられるため、音楽を集中するのに十分な性能でした。
ちなみにAir Pro 4は空気清浄機の音は聞こえなくなります。
さすがにAir Pro 4の最大50dBにはわずかに劣りますが、強力なノイズキャンセリングにありがちな装着時の耳への圧迫感が少ないため、そういった感覚が苦手な方にはおすすめです。
さらに、ノイズキャンセリングも3モードが用意されていてEarFun Audioアプリで自分の好みや環境に合わせて選ぶことができます。
イヤホンから切り替えも可能です。
長時間使えるバッテリー
EarFun Air 2 NCは、イヤホン本体で最大9時間、充電ケースを併用することで、合計最大40の連続再生が可能で、同価格帯の他のワイヤレスイヤホンと比較しても非常に優れています。
充電方式も有線とワイヤレス充電に対応しているので、日常生活のさまざまなシーンで快適に使えるので、長時間の使用でもバッテリー切れを心配することなく楽しむことができます。
マルチポイント接続でスムーズ切り替え
マルチポイント接続にも対応しているので、2台のデバイスに同時に接続することができます。
これにより、デバイス間での音楽や通話をシームレスに簡単に切り替えることができます。
LDACとの併用は不可です。
接続の設定も非常に簡単です。
2台目のデバイスを接続する際は、イヤホンをケースに入れた状態でリセットボタンを3秒間押すだけで、簡単にペアリングできます。
実際の切り替えもスムーズで接続も安定しているので、ストレスなく快適に利用できました。
EarFun Audioアプリの主な機能
「EarFun Audioアプリ」でイヤホンの設定を簡単にカスタマイズできます。
トップメニューでバッテリー残量の確認とノイキャンモード、ゲームモード、シアターモードの切り替えができます。
■バッテリー残量の確認
イヤホンおよび充電ケースのバッテリー残量をリアルタイムで確認できます。
■外音取込モード
外部の音を取り込たいときに便利な機能です。
周囲のノイズを拾ってしまうため、個人的にはあまり使わない機能ですが、話し声は聞き取りやすくなります。
■ゲームモード
55msの低遅延によりゲームプレイ中の音声遅延を最小限に抑え、ストレスなくより快適に楽しむことができます。
■シアターモード
サウンドステージが広がり、まるで音楽の中心にいるかのような没入感と、豊かな音のディテールを体験できます。
■EarFunイコライザー
30種類のプリセットイコライザーに加え、10バンド調整可能なカスタムイコライザーも搭載されており、音質を自分好みに調整できます。
■適応イコライザー
イコライザーの調整がめんどくさーい方には、個別の耳の特性に合わせて最適なイコライザーを生成してくり機能です。
■キーのカスタマイズ
イヤホンの操作を自分好みに設定できるのと、コントロール自体を無効にすることもできます。
■デュアルデバイス接続
デバイスの接続設定や、接続中のデバイスの管理ができます。
■イヤホンを探す
イヤホンを紛失した際に、アラーム音を鳴らして探すことができます。
ここだけが残念!気になるデメリット
ここまで良い点ばかりで欠点がほとんど見当たらないEarFun Air 2 NCですが、ひとつ残念なのは、ケースからイヤホンが取り出しにくいことです。
イヤホンは少し摘みにくく、引き抜きづらいところがあり、一番はイヤーピースが外向きになる収納方式なので、装着時にくるっと半回転させる必要があるため、若干手間に感じることがあります。
収納時も半回転なので、ちょっと面倒です。
AirPods Pro 2のように、イヤーピースが内側に向く収納方式であれば、もっと使いやすかったと感じました。
まとめ
この記事では、「EarFun Air 2 NC」についてご紹介しました。
多機能でありながら抜群のコストパフォーマンスを誇るEarFun Air 2 NCは、ただコスパが高いだけでなく、ノイズキャンセリング、音質、バッテリー持ちなど、性能も高く全体的にバランスの取れた製品と言えます。
コスパを重視する方には特におすすめの一台ですので、ぜひ試してみてください。
最後まで読んで頂きありがとうございました。